４回-①「売上不振を人手不足の理由にするな！」

飲食業界はまさに人手不足で営業ができないという深刻な状況にある。
しかし個人店、チェーン店に限らず人手不足が売上不振に直結していることは１つの要因であろうとも、それが売上低下に直接している理由にはならない。
飲食店の売上は日々変化する店もあれば曜日や天候に左右されることもあるが、基本的には自分の店に魅力があればさほど大きく売上に営業を受けないものである。
勿論繁盛店に適時人が配置されていなければ、売上を上げることはできないし、売上が左右されることは確かであろう。

しかし人手が不足していることは、店側の都合であり、客には関係のないことである。
つまり人手不測と売上不振はなんの関係性もないことである。
もっと飲食店のあり方に原因があることがほとんどであろう。

何故に人手不足になるのか、定着しない理由。

飲食業界に限らす人手不足は各企業の最大の重要課題であることは周知の通りである。
しかしうちの会社は人手不足で悩んでいないという会社も少なくないことには驚きを隠せない。その理由は、会社が社員に対するモチベーションやスキルアップデートの仕組みを持っているかでスタッフの定着率は大きく異なることだ。
「うちの会社は人手不足に困っていない」とする企業に社員の止めない環境にするかを解いてみると問いてみると、その答えは、企業に社員をスキルアップやモチベーションを継続的に与える教育システムがあるか否かである。

いまや金太郎の雨の如く同じマニュアルに填める教育をしても社員は止めてしまうという。
これからの社員教育とは教育を組織化したクラブ活動の延長線にある。
企業の会社方針や規則を教えることは最低限のルールであろう。これまでは、飲食店を多店化するように、同じように型に填めた教育をしてきたが、今必要なことは、会社組織に何事と参加させる倶楽部活動方式が有効である。
そこには、マニュアルという型に填める教育方法ではなく、「どうしたらこの問題はよくなるのか」を社員と一緒に改善完成していくチームワークが大切な方法であるという。

その具体的内容は次回に続く。

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