18回飲食企業開業・再生のポイント 集客を上げるサービスの付加価値力
「飲食店のホスピテリティこそ、集客力を上げる武器である」
飲食店のサービス用語で一般化してきた「ホスピテリティ」であるが、しかしまだまだそのホスピテリティの実銭提供が売上や客数増加(贔屓客を集める)に繋がっているとはいいがたいことである。
そもそもホスピテリティの重要性をあまり理解されずに飲食店経営をしている経営者がいかに多いということでもあろうか(街のあちこちに味も素っ気のない、飲食店は溢れかえっているのだ、実にサービスレベルが低い)。
そもそも飲食店のサービスとホスピテリティの違いさえもわからずにお客様を迎えいれている店が実に多いということである。
続に飲食店の継続経営の基本は、QSC(クオリティ(品質)、サービス(提供)、クレンリネス(清潔さ)と言われてきたものの、その意義や意味は徐々に変化してきていることを理解しなければならない。
本来飲食店のサービスとホスピテリティの違いとは、サービスとは最低限の店側の御客様に対する義務であり、例えば注文された料理をテーブルまで届けることと理解しておけばよい、しかしホスピテリティとは、そのサービスに付加されるお客様の付加価値であり、「目くばり、気配り、心くばり、心遣いなど」あくまでもお客様の満足感を高める付加サービス行動の全てを表すものであると理解しておくことを忘れてはならない。そのホスピタリティがあればこそ、固定客や集客力に変化してくるポイントである。
ホスピテリティと経営の関係
よくホスピテリティは売上や集客を産み出さないという人がいるが(その逆であり)激戦される飲食店業界にあっては、ホスピテリテイサービスこそ、売上増や顧客数確保の大きなポイントであることを理解できていない。
むしろホスピタリティの個性化を目指すことによって集客力を増加させてお客様を囲いこむ(固定客にすること)戦術が具体的に実践させつつあることを理解しておかなければならない。
飲食店出提供される商品武器は料理のオリジナルティとすると、武器が強ければ強いほど集客がしやすくなる(例えば、ラーメン店のように行列ができる飲食店に変貌する)。
昨今何故に大手企業が飲食店のホピタリティの質向上に力を入れるようになったのかは、差別化するポイントは独自のホスピタリティを構築することで、個店の客の囲い込みができることが明確化されてきていることである。
勿論、美味しい料理とホスピタリティのバランスが整っていなければ、繁盛店にはならないことを肝に銘じておくことである。
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