飲食店の店づくりの入口は業態企画、店舗コンセプト、内装デザイン、メニュープランニング、厨房設計などその他詳細を挙げれば幅広く分野に渡ることである。
飲食店づくりを進める際には、内装デザインは生活者の食の環境づくりには不可欠な要因であることは変わりのないことであろう。
ただし一般的には内装デザインやゾーニンク計画が先に一人歩きしてもともすると、片寄った店づくりになってしまうことを認識しなければならない。
一般的に飲食店として大切なことは、その店に足を運ぶ生活者のニーズや提供するメニューが美味しということが重要であることに他ならない。つまり料理が美味しくなければ、リピーターにはならないことを理解しておくことだ。
何故ならばいかに内装デザインが環境的によいもので合ったとしても、繁忙時に料理がタイミングよく提供されなければ、満足いくサービスにはならない。
繁忙時に適時に料理を提供する仕組みは、いかに厨房計画がしっかりしているか否かでその是非が決定することを理解しなければならない。
つまりメニューと厨房計画の関わりや設計がしっかりしていなければ、飲食店のビジネスとして成立しないことを理解することだ。
飲食店づくりの成功の鉄則は全ての業務バランスがとれていることが大切であろうし、その中でも厨房設計の役割は重要なポイントを占めることを理解しよう。
厨房計画がしっかりしていないと以下の原因が生じる
1料理提供が遅延すること
2繁忙時に料理がスムーズに提供できないこと
3あまりにも厨房スペースを狭くしたために人手がかかること
4厨房スペースに比較すると客席数が多過ぎて繁忙時に注文に対応できないこと
5生産能力や厨房機器の設定が低いため料理提供がパンクしてしまうなど種々な問題を発生する原因になることを忘れてはならない。
その他厨房計画が疎かになると、開店してからの問題点は山積みになる。基本的に飲食店にとって「厨房は心臓部である」ことを再認識することを忘れてはならない。
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