飲食店再生は売上経営数値内容で判断すること
飲食店を経営して売上が上がらないとか、なかなか販売促進をしても客増加に繋がらないという経営者の愚痴話を聞くことがある。
しかしそもそも自分の飲食店の経営数値を充分に把握していないことが多く、感覚、ザル勘定の経営者が実に多いことである。
そもそも飲食店を開業する段階でろくに飲食店を開業する事業計画もよく理解しないままに開業してしまうという経営者が実に多く、開店してすぐに経営不振に陥るというケースは非常に少なくない。
やはり最低限数値管理について理解しておかなければならないポイントは以下である。
①売上に対するL人件費、F原価率の合計FLコストは何パーセントになるのかを認識しておくこと(適正業種業態のよって異なるものの65%以内)
②賃借料は想定売り上げに対して10%以内に留めることが必須であること
③投下資本回転率とは全体投資金額は年間売上の1.5回転以上すること
④売上想定算出は客席数✖️満席率85%✖️客単価✖️客席回転率=売上という公式で想定すること
⑤業態に適合したターゲット層を的確に読み取ること
⑥売上想定は最低、標準、最高の3つの売上想定で試算すること
⑦損益分岐点を把握していないことがしておくこと
いくら売らなければ赤字になるかの分岐点を理解しておくこと
1-変動費率/固定費=損益分岐点
⑧1時間当たりの労働生産性は約3000円以上で設定すること(業種、業態によってもことなる)
⑨営業利益は売上の約10パーセント以上あることが理想的である。
⑩基本的には、いくら売り上げて手元に残る金額はいくらになるのかという判断を常にすることにある。
飲食店の経営がうまくいかないという悩みは、そもそも売上が不足しているかあるいは売上はあるものの、その数値の内容を把握していないため、無駄に経費を使っているなどどちらかの問題であろう。
ともかく飲食店の経営再生するためには、まずは経営数値を把握することから始めることであることを理解しておこう。
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