「外食業人材確保術」人材教育と評価制度を再構築せよ/NO1

人材教育と評価制度を再構築せよ/NO1

外食業に限らず人手不足という問題は、種々な業界の問題点になりつつある。ましてや現在の若者は、昔の昭和のような[石の上にも3年]という念仏は通用しない時代になっている

今年の新社会人にもその影響は顕著に表れており、入社して説明会と違う!社内に入ってみたら思っていた仕事と違うという理由で即退社してしまうことが問題になっている。

何故それほどまでに即退社、退職代行を使って辞めてしまうのだろうか?

退職理由

退職理由の1位は賃金や福利厚生に不満があった。2位労働時間がなががった。

3位人手不足で忙しかった。1位から3位までで全体の98%を占めているという現実を理解しなければならない。

それは外食業の場合には、人材不足というよりも、現場の人材、人員不足という問題を説明せずに、ろくなOJTやOFF J Tをせずに新人を現場で働かせるという企業体質に問題があることだ。

もうそろそろ外食業の組織体制の再編をしなければ生き残れない時期に来ているだろう。

企業教育体制の構築手順

①キャリア別トレーニングカリキュラム作成

正社員、一般社員、サブマネジャー、マネジャー別教育カリキュラムを具体的に作成すること

②キャリア別昇給制度の確立

キャリア別昇給金額の設定

大手企業は比較的しっかりしているものの、キャリアアップしてもいくら昇給するのか曖昧になっていることが多いこと

キャリアスキルに合わせた昇給額を明確化しておくこと

③トレーニングアカデミー設立

新人、正社員、フォローアップに至るまでトレーニングスクールを介して制度化すること

④キャリア別面談及びコミュニケーションを図ること

将来的にどのようになりたいのか、なんの仕事をしたいなど、仕事に対するスキルやモチベーションをアップするシステム導入

⑤上司は部下に対してどのように接すれば良いのかなどヒューマンコミュニケーションのフォローアップが必要であること

まずは①から⑤までの制度の具体化を図ることが大切であること

大切なことは、[絵に描いた餅では人は上司や会社の方針についてこないこと]を忘れてはならない。

あなたの会社には、以上の仕組みや体制があるかを確認することから改革に乗り出すことをお勧めする。

 

 

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