黒歴史/触れられたくハンバーガー専門店・企業の甘い戦略

黒歴史/触れられたくハンバーガー専門店・企業の甘い戦略
鳥貴族グループ/トリキバーガー 10年で3000店の大風呂敷も撃沈!!

トリキバーガーは、鳥貴族グループが展開するチキンバーガー専門店で、2021年8月に大井町店がオープンしました。
その後、渋谷店などもオープンしましたが、渋谷井の頭通り店は2023年11月に閉店しました。トリキバーガーは、当初3年で10~20店舗の直営店を展開する計画でしたが、2025年現在、思うような展開ができていない状況です。
2024年9月には、グリルチキンバーガーの新メニューも販売開始しましたが、現状は苦戦しているようです。
トリキバーガーの渋谷店閉店後、一部では「ブランドを見直し、収益モデルをどう構築するか検討している」という声も聞かれました。
一方で、2025年5月現在、トリキバーガー専属の子会社は消滅しており、事業は苦戦していると見られます。
トリキバーガーの今後の展開は不明確ですが、現状では苦戦していることが窺えます。

ロイヤルグループのハンバー専門店
ロイヤルグループで外食事業を担うロイヤルフードサービス株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長 生田 直己)は、「E1 東名高速道路(東名)EXPASA(エクスパーサ)海老名」(下り、神奈川県海老名市)に、バターミルクフライドチキン専門店『Lucky Rocky Chicken(ラッキーロッキーチキン)海老名 SA』を2022年4月26日(火)10時にオープンいたします。
今回の出店は、ロイヤルグループで高速道路サービスエリアおよびパーキングエリア内のレストラン・売店の運営を担う、ハイウェイロイヤル株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長 大坂 賢治)とのフランチャイズ契約1号店となります。
『Lucky Rocky Chicken』は、「Simple&Craft&Green」をコンセプトに、アメリカでコンフォートフード(懐かしい味・幸福感を与える食べ物)として親しまれているバターミルクフライドチキンとフレッシュな野菜を使用した商品を手作り品質でご提供するファストフードショップです。2021年5月の武蔵小山を皮切りに、吉祥寺、新小岩、代々木八幡の4店舗を、現在直営で展開しています。 すでに吉祥寺店は撤退しています。
天下統一をするかのように始まった新規ハンバーガー戦略は、さほど簡単なものではないことがわかります。
そもそも業界トップをひた走るマクドナルド現在約20000店、モスバーガー1300店 以下今後簡単に新規出店ができないという業界では後発企業のハンバーガー展開は簡単なものではないでしょう。よほど特徴あるハンバーカーあるいはフォーマット(利益構造)がなければうまくいかない現実です
大きな失敗の要因は、両社企業もハンバーガーに挟む本来の肉を揚げた鶏肉で種々のハンバーガーを展開していることがゲストニーズを捉えることはできない。
唯一利点は、肉よりもヘルシーだというものの、揚げた鶏だけのソースバリエーションだけで多くの顧客を集客することはさほど簡単なことではないということです。
後発ハンバーガー専門店で業界参入するには、ターゲット、価格帯、ハンバーガーバリエーション、その他既存バーガーにない特徴ある専門性、独自性が求められることがスタートの一歩だと思います。

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